今や健康面でも人気の高いにんにく。その理由は、にんにく特有の強烈なにおいの元である、アリシンという成分です。このアリシンは抗酸化作用があり、血栓予防・改善作用があるとも言われ現代人の生活に多く取り入れられています。そんな「にんにく」を料理に取り入れるコツをご紹介いたします。
にんにくの下ごしらえ
にんにくは切り方によって香りが異なります。みじん切りよりも、すりおろして使うことでさらに香りが強まります。スライスして使えば薬味やサラダに添えるなど、料理のアクセントになります。また、ほんの少しだけ香りを楽しみたいときは、皮付きのまま棒で叩いて、ひび割れにして使うことをおすすめします。
にんにくの調理法
にんにくの有用成分は、調理方法によって変化します。油に溶け込むことで成分に変化が現れます。また、生のにんにくよりも火を通したにんにくの方が、成分の増加が期待できます。油で炒めるときには、ちょっとしたコツがあります。にんにくの有用成分は火加減に反応します。約60℃で成分の低下が見られます。炒める際は、火加減に注意しましょう。
相性の良い食材
豚、豆腐、豆類、これらの食材に含まれるビタミンB1と、にんにくに含まれるアリシンが結びつくことで、食欲不振の解消や風邪の予防の働きを高めてくれます。
さんまなどの青魚には、コレステロールを減らし、血栓を溶かす効果があるとして注目されている不飽和脂肪酸の1種が含まれています。にんにくとの相乗効果で血液の流れをスムーズにしてくれる効果が期待できます。